歌のMさんとのコンサートも迫ってきましたが、Mさんが直前にテノールの中村健先生にきいていただきたいわ〜と、おっしゃり、きのうは中村先生のところへおじゃまさせていただきました。
歌の方の伴奏で歌の先生のレッスンを受けるのは、留学以来のこと、それも日本語で日本歌曲となると、興味津々、いやぁ、面白かったです。
発音や、言葉のイントネーションと音の高低の関係など、丁寧に教えていただきました。中でも「〜〜です」という時、「す」を「s」にするか、「su」にするか、これは、関西、関東でも違いますしね〜。
「斑猫」という曲は今回のプログラムでは、かなり伴奏も活躍するので、弾き応えもあり、練習を積んできた曲ですが、中村先生の奥様で亡くなられた邦子先生のCDがあり、「邦子はどう歌っているかな」と先生がその場でそのCDをかけてくださいました。その透明で張りのある美しい声に私は感激!レッスンも勿論ですが、これをきかせていただいただけでも来てよかった〜と思うほどでした。
先生は「僕はあんまり聴きたくないんだけどね」とおっしゃっておれらたのは、あまりに美しく素晴らしい邦子先生が今はいない、ということを突きつけられて悲しくなっておしまいになるからでしょう。
中村先生のレッスン室はぬいぐるみが聴衆のように飾られていたりで、かわいらしいお部屋でした。脇役でお伴させていただきましたが、素晴らしい体験でした。
これから少しおさらい練習をして、コンサートのため京都へいきます。
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