チェロの渡部玄一さんとのデュオコンサート、終わりました。
いやあ、やっぱり、室内楽ってとっても、楽しいです。前半の小品は伴奏でしたけど、特に気持ちが高まるのは、やはりサン=サーンスの「白鳥」ですね。
私は、この曲、結構難しいと思うんですよ。
でも、今回、渡部さんの音の運びに共感しながら、気持ちを込めてひく事ができました。
あとで、聞いた話ですが、渡部さんも何度も弾いてよく弾けるようになったけれど、昔は弓が震えた・・と言っていました。
ピアノの伴奏も、適切な音量で、なめらかに弾くのは難しいです。
カサドの親愛なる言葉は、スペインの魅力たっぷりの曲。
私は、今回初挑戦でしたが、こちらは間の取り方をチェロに合わせるのが、楽しい・・。
昔、指揮者の岩城宏之さんとショパンのコンチェルトを弾かせていただいた時、「僕はね、昔、アルゲリッチとこの曲をやったことがあって、どんなにルバートされても、ピタッとつけることに快感を覚えながら振っていた」という話をしてくださいましたが、私もそんな感じですね。
私の場合はほとんど、チェリストを見て、あわすということはありません。
気配を感じ取るのです・・・。
メインのベートーヴェンの3番のチェロソナタは、私のリクエスト。
ものすごく、好きな曲です。
ベートーヴェンは、あまり弾かない(弾けない?)私ですが、この曲は、ぜひぜひ、と、今回取り上げました。
渡部さんのトークも面白く、とっても魅力的な彼の人柄が出ていると思うのですが、やはり、音をきけば、わかります!
なんと豊かな創造性に満ちた、心に届く(響く)音が紡ぎ出されていることでしょう。
ですから、一緒に弾いていてとっても、楽しいのです。
そしてものすごく、真剣なんですよ
また、こんな曲もやりたいね〜っと話は尽きないのでした。
本日、ご来場くださった、皆様、本当にありがとうございました。
また、ぜひぜひこの親密な空間で、音楽を分かち合いましょう!
次回は、ヴァイオリニストの横山奈加子さんをお迎えして、2月4日に行います。
また、勉強しなくっちゃ!!
コメント