やっぱり大変

名古屋でのチャリティーコンサートに出演させていただきました。
昼前に自宅を出発。
まずは、夏休みで家族連れの多い東京駅で、思わず、衝動買いをしてしまいました。
今、ピアノの練習がなかったら、ぜひやってみたい、「断捨離」の本。
読めばますます、やりたくなってくるけど、でも、やっぱり簡単にはいかなそうだな〜。
誰か、欲しい人がもらってくれるといいんですけどね〜、不要品。
さて、電気文化会館はずっと前にいったことがありますが、勿論、楽器のことなど覚えていません。
不確定要素が大きければ大きいほど、現地にいってから対処する、ということが多くなるので、いきの新幹線では、今からいろいろ考えても仕方ないし、とまあ、リラックスしていました。
時折、外を眺めてみます。
富士山[E:fuji]の周りはものすごい入道雲が、モクモク・・・。
浜松を過ぎる頃は、昔、中島先生がよくこちらでレッスンしてくださったことや、駅前の会館を借りて会場練習したことがあったな〜と懐かしく思い出されました。ほどなく名古屋につき、会場に向かいました。湿気が多く、ムシムシします。
リハーサルは約30分。きょうは私だけでなく、複数のグループが弾きます。
弾くことになるピアノは、あんまり、魅力的ではなさそう・・・。
今時のスタインウェイは、あまり、魅力がなく、弾きながらインスピレーション湧くような楽器はお目にかからなくなってしまいました。
でも、これで、弾かなくてはなりませんので、弱音や、ソフトペダルなど、いろいろチェックしながら、リハーサルをしました。
調律師さんが、「ピアノ、大丈夫ですか?」と声をかけてはくださいましたが、なんとも答えられんでしょう。
複数のピアニストが弾く中、私がああして、こうして、とも言えないし、大丈夫です(o^-^o)と言って、あとは、なんとか自分が責任を追うしかありません。
私の出番は最後でしたので、その後、控え室でずっとおとなしく、リハーサルの録音を聴いたり、楽譜をみたりして過ごしました。
ちょっと腹ごしらえもしてね。
他の方々の演奏は聴けずじまい。
他の方はアンサンブルなので、楽譜も見れるし、一人じゃないし、いいよね〜〜。
そしてついにやってきました私の出番。
舞台そでにくる頃には、緊張は極度に高まります。
何度やっても、どうしてこう緊張するんだろう・・・と思います。
手も冷たくなり、出番を終えた友人に手を温めてもらったり、背中に手をおいてもらったり。
「なんでこんな思いしながら、こういうことやっているんだろうか」と憂鬱な気もちがわき上がってきますが、やるしかない・・・・。
全く、いやになっちゃう・・・。
舞台では最善を尽くすべくいろいろ考えながら弾きます。
音楽は本当に不思議なもの。
時間がポロポロと指先からこぼれて消えていくようです。
けっして何も捕まえることができない。どんどん消えていってしまうんです。
うまくいったことも、うまくいかなかったことも。
大きく崩れることはありませんでしたが、でも、やった〜という達成感も全くなしに、時間は終わります。
このあと、誰かから少しでもポジティヴな感想を聞けたら、それが、私の心のエネルギーとなります。
何も、聞けなかったら、きっともう弾く気にはなれないでしょう。
演奏するって本当に大変・・・・。
あと、何回できるかな。
チャリティーの収益は、皆様のご協力の元、かなり集まりまして、被災地にいくらかを送ることができそうです。(会計ではないので、はっきりした金額はまだ知らされてはないのですが・・)
微々たるものでも、少しでも、お役にたてたらと思います。
コンサート後は、興奮と終演後の食事で満腹で、明け方まで寝付けない私でした。
コンサートにおいでいただきましたお客様、ありがとうございました!
主催の同志の皆様、お疲れさまでした!

コメント

タイトルとURLをコピーしました