すごいピアノ

今度のリサイタル(9/6つくば公演)で、弾くピアノで練習のため、タカギクラヴィアさんへ出掛けました。
リサイタルでは、こちらの1912年製のニューヨークスタインウェイを運んでいただくことになっています。
きょうは、プログラム全体を通して弾いてみました。
改めて、この楽器のすごさに驚嘆。
一生懸命に力を入れて頑張っていたところが、無理なく、力強い音で鳴ってくれるので楽に弾けます。
一番効果を感じたのはメトネル。
奥行きを出したい曲にはピッタリです。
普通、4つの音からなる和音を強打するとグチャっとなってよく聞こえないものですが、このピアノは違う。1つ1つの音が輪郭をもって聞こえるのです。
さすが、どんなオーケストラの中でも埋もれない音を出せるという、協奏曲の演奏会で使われているピアノだというだけのことはあります。
目の悪い人が眼鏡をかけて急に人の顔がはっきりみえるみたいに、ひとつひとつの音がクッキリ。
かといって、はっきりした音ばかりでもありません。
タッチの反応も何種類もあり、いろんな音がでるのです。
それだけ、こちらにこういう音というイメージがあれば、応えてくれますが、そうでないと、コントロールは難しいでしょう。
こういう楽器には今、あまりお目にかかれなくなっています。
新品がいいと思っていらっしゃる方、多いかもしれませんが、違うんですよ〜。
どこが違うんでしょうね〜。
つくば公演をご予約のお客様、きっとひと味違った音色をご披露できることと思いますので、どうぞお楽しみに!
おまけ、タカギクラヴィアにオープンしたカフェで、おいしいマジョラムカレーを食べて帰りました。
こちらも素晴らしいお味。さすが一流品ばかり取り扱っているお店ですね。

こちらにいらしてくださると今日発売の私のCDも聴けるみたいです。
CDは、私のHPからも申し込めます。ちょっとお得ですよ。
ちなみにCDは、ハンブルグスタインウェイでの録音です。

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