緊急事態宣言が出たきょうもお片付けは続きます。
きょうの断捨離はカセットテープ。
納戸の隅にほぼ忘れられた存在のカセットテープが700本以上あります。
そのうちの半分を整理しました。
整理といっても自分の演奏のテープのみを残してあとは全部ゴミ箱行きです。
昔はラジオの番組をテープに録音し繰り返し聴いたものでした。
いまやYouTubeなどで多くの演奏が聴けるのでこの宝はもはや宝ではなく「場所をとるもの」になってしまいました。
しかし、自分では忘れていたここにしかない録音もたくさんあり、
「ヤシンスキー先生レッスン」とか「ムニエ先生レッスン」とかコンクールのリハーサルとか
書いてあるテープを見るとちょっと聞いてみようっかな、とも思うのですが、やはり「絶対にまずいに違いない!」という思いが湧いてきます。
私は長らく自分の演奏と折り合いが悪く、当時も現実と理想とのあまりにも大きなギャップに悩んでいたので、そんな昔の自分の演奏を聴こうものなら懺悔するだけにはとどまらず、自殺し兼ねないと思うほどなのです。
テープを見つめながら「これ聴いたら自殺しちゃうかも」と言ったら娘が「え〜、自殺はやめて」と言っていました。
でもいつか恐る恐る聴いてみるかもしれません。
若き日の自分の至らない演奏を聴いたら、きっと指導する時にも「やさしい慈悲深い先生」になるに違いありません。
留学先でついた先生が癇癪持ちで怖かったのでそういうふうにはなるまい、と思っているので私は怖い先生ではないと思いますけどね。
あと半分残っているカセットテープ、明日また続きをやります。ふ〜。
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